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2008-12-31

ありがとう2008

Thanks2008
今年も1年、いろんなことがありました。

三大出来事のひとつ、7月に猫のテンが旅に出たっきり帰ってこなくなって半年。
毎日、「今日はどこを歩いているだろう、どんなものを食べただろう」と考えます。私の涙をよそに、気ままに野良生活を楽しんでくれていたら、もしや心ある人と一緒に暮らせているなら、いいのになぁと思います。
それでもテンのことを思ったり考えたりしない日がいつかは来るだろうし、でもそれは忘れてしまうということではなく、思い出に変わるっていうことなのだろうと思います。

辛いことや悲しくてたまらないことを、簡単に忘れることができたなら人はどんなに楽になれるでしょう。でも、その時じぶんが頑張ったことまでも忘れてしまったら、ほんとに無意味な出来事でしかない気がします。
楽しかった日のことも辛かった日のことも逃げないでちゃんと抱きしめていけば、いつか思い出に、宝に、変わる日がきっと来る。
悲しくて辛くて、何故、どうしてと思うような出来事を通してやっと私は「希望は失望に終わらない」という約束に、真理を覚えることができたのでした(大袈裟ですが年末なのでご愛嬌)。

この冬100年に1度の金融恐慌といわれ、胸を痛めるニュースを聴かない日がない。真っ暗闇に突然放り出されてしまったような人々も、どうか新しい年に希望を見出すことができますように。
今年最後に改めて、私自信何度も励まされたひとつの詩を、心からの感謝と祝福をこめて。

― 悲しみの意味―(Tomihiro Hoshino)
冬があり 夏があり 昼と夜があり 晴れた日と 雨の日があって ひとつの花が咲くように
悲しみも 苦しみもあって 私が私になってゆく

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